発電機取扱の注意点

作業をはじめる前に

運転する前には必ず点検を

傷んだケーブルや、接続ネジの締め付けが不十分だと、発電機や電動器具を破損したり、感電や漏電の原因となり大変危険です。

ケーブルの傷みは修理し、確実に接続ネジを締め付けてください。

換気に注意

排気ガスには、有毒なCO(一酸化炭素)が含まれています。COを吸いこむと、CO中毒により命を落とす可能性もあります。排気は必ず風通しのよい場所に向けてください。

室内、車内、倉庫、トンネル、井戸、船庫、タンク内などや換気の悪い場所では発電機を絶対に使用しないでください。また、排気が人家に入りそうな路上などでも絶対に使用しないでください。

発電機は水平に設置

発電機は平坦で堅い場所に置いて使用してください。

小石、土、砂利などで凸凹していたり、軟らかい所や傾斜地では使用しないでください。

発電機が転倒し、発電機本体や電動機具の故障だけではなく、思わぬ事故を起こす可能性があります。

雨や水のかかる場所では使用しない

雨や水で濡れた発電機や電動機具を使用したり、また、濡れた手で操作すると感電することがありとても危険です。

火気厳禁

燃料、油脂、不凍液(原液)は引火性の強い危険物です。

取り扱いには十分注意し、タバコ、ライターなどの火を近付けないこと。また、火気を使用する近くには絶対に設置・保管しないようにしてください。

作業中

作業中はまわりに燃えやすい物を近づけない

発電機から出る排気ガスは熱くなります。まわりに危険物(油脂類、プラスチック、火薬など)や燃えやすいもの(わらくず、紙くずなど)は近づけないでください。

また、発電機の周囲を囲ったり、箱をかぶせたりしないでください。

発電機本体や電動器具を損傷するだけでなく、思わぬ事故を起こす可能性があります。

火傷や感電に注意

使用中や停止直後の発電機はエンジン本体やマフラなどが非常に熱くなっています。

エンジン本体やマフラに触れたり、物をのせないでください。火傷や火災事故を引き起こすおそれがあります。

また、運転中は出力端子には絶対触れないようにしてください。感電や火傷をするので危険です。

異常を感じたらすぐにエンジンを止める

使用中に音、におい、振動などで異常を感じたら直ちにエンジンを停止し、お買い上げ販売店またはサービス店にお申し付けください。

燃料の補給はエンジンを止めてから

燃料は非常に引火しやすく、また気化した燃料は爆発して死傷事故を引き起こすおそれがあります。

燃料を補給するときは、必ずエンジンを停止し換気の良い場所で行ってください。

発電機から離れる場合はエンジンを止めてから

発電機から離れるときは、必ずエンジンを止め、発電機本体から電動器具のコンセントを外してください。

いたずらなどで電動器具が動きだし、思わぬ事故を起こす可能性があります。

作業後 

水洗いはしない

発電機の電装部分の故障やショートを起こす可能性があります。

また、湿気や凍結により使用時に感電する恐れがあります。保管する場合も雨や雪に濡れない所に保管してください。

搬送の際はカバーなどを掛け雨などがかからないようにしてください。

長期保管は燃料を抜いて

長期保管前には、燃料タンク、キャブレータ(気化器)内の燃料を抜き取り、発電機を火気や、湿気、凍結のおそれのない所に保管してください。

抜き取った燃料は火災や爆発の危険性がありますので適切な処理をしてください。

点検や清掃はエンジンを止めてから

点検や清掃をするときは必ずエンジンを停止し、誤ってエンジンが始動しないようにエンジンスイッチを切り、点火プラグキャップを取り外して行ってください。

また、エンジン停止直後のエンジン本体やマフラなどは非常に熱くなっています。火傷をしますので、各部が十分に冷えてから作業を行ってください。

安全ラベル

発電機を安全に使用していただくために、本体には安全ラベルが貼ってあります。安全ラベルをすべて読んでからご使用ください。

ラベルは、はっきりと見えるように、きれいにしておいてください。